Door of Adventure 2018春マザー牧場

Door of Adventure(通称DOA)春マザー牧場に行ってきました。昨年の秋にあった福島県鮫川村での大会に続き2度目の参加です。今回も大人気でエントリー数がなんと180台オーバー。キャパの問題で途中で締切となってしまい参加できなかった人も多かったのだとか。すごいですね!

前回の鮫川はコマ図もキャンプも不慣れだった上に、途中パンクまでしてしまい、場面毎に色んな方に助けてもらって何とか生還したという他力本願全開の内容(前回のお話)でしたが、今回はしっかりと準備をして自分が助ける側になろうと思って臨んだつもりでした・・・。

そして目的がもう一つ。嫁さんにもDOAの楽しさを知ってもらうことで今後の企画や運営に役立てられるのでは?という思いもありました。どうせならコマ図も理解して欲しいということで、後席でナビゲートしてもらうことに。四輪のラリーだと助手席の人がやっているので似たようなものかなぁと(笑)

土曜の朝に仙台を出発して、お昼に茨城県の友部SAで同じく宮城県から参加のヒデキさんと合流。ここで夏に実施するアドベンチャーキャンプで通訳件MCをお願いしているノア・セレンさんと1時間ほど打ち合わせをして目的地のマザー牧場へ向かいます。

本当は自走タンデムで行くつもりだったのですが、絶対雨の天気予報と嫁の強い要望により急遽トランポ移動に変更。アルファードにどデカいGSアドベンチャー積むのも慣れてきました(笑)

 

夕方現地に着くと、すでに沢山のエントラントがテントを張っていてトランポ停める場所がなかなか見つけられません。。。車を止めてウロウロしていると、昨年の白井アドベンチャー祭でお手伝いをしていただいた横井さんとYDさんを発見!隣を空けてもらい無事に駐車スペースの確保ができました。

その後、GWアサマイベントで出店をしていただく皆様にご挨拶をして車検へ。エンデューロの公道レースと違い、GSは普段道路を走っているそのままの仕様なので、特に緊張することもなく無事合格です。ここでCAPナビで使うコンパスを忘れたことに気付き、ツアラテックテントへ相談に行くと、店長の清水さんが自前の高級コンパスを貸してくれました。清水さん、いつもありがとうございます!

 

マザー牧場の前夜祭はジンギスカン食べ放題、お馴染みのジャズライブと、ある意味こちらがメインなのでは?と思ってしまうぐらい、充実したコンテンツでした。グループでの参加が多いのも納得です。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ、車で翌日の準備を開始。

嫁「ところで私は明日何するの??」

あ、、、教えるの忘れてたw

事前に送られてきていた参加マニュアルを見ながら、コマ図の記号や見方を説明して早々に就寝。

外は深夜に大荒れとなり、車の後ろに設置したタープが風で飛びそうになっていたので眠い目をこすりながら天幕を回収。結構やばかったですねー。

朝になっても天候は回復する気配もなく、雨の中ブリーフィングがスタート。もし自分が主催者なら何て言うだろうなぁなんて考えていると、、、

主催の山原さん「皆さんが好きな良い天気になりました」

・・・さすがです(笑)

参加マニュアル上ではイベント中のトラブルは全て自分で解決しましょう的な厳し目の印象を受けましたが、ブリーフィングを聞くと、実のところは優しさ多めに感じました。

レースではないので、どうしても気が緩みがちになってしまうからなのかもしれませんね。(忘れ物をした自分が言うのもなんですがw

そしていよいよスタート。今回はエントリーが早かったせいか、なんとゼッケン1番で1組目のスタート。

                        Photo by K&H上山さん

今回は嫁ナビなので、バイクにつけるコマ図用の装備は一切無しです。本来はタンク上で使用するマップケース(ツアラテック製)をリュックのように背中に背負うスタイル(笑)

走りながらもビーコムで話せるので、後ろで距離と進行方向を読み上げてもらい、自分がトリップメーターを見ながら走る作戦です。

これなら2人で楽しめて、ライディングにも集中ができ、夫婦の絆が深まる、我ながらなんて良いアイディアなんだ!と心の中で自画自賛をしていると、楽しかったのは最初の数分だけ、すぐに悲劇が訪れました。。。

嫁「次は○.○キロ先を右」

自分「曲がるところなんて無いけど・・・」

嫁「でもそう書いてるし」

自分「さっきから右とか左しか言わないけど、目印とか書いて無いわけ?」

嫁「そんなのいちいち全部説明できないしー」

自分「・・・」そしてだんだんイライラがw

止まってそんなやり取りをしていると、後にスタートした人達にも抜かされてしまいどんどん喧嘩がエスカレート。

ところが、抜かしていった人達が戻って来て迷っている様子。さらによーく見てると、ある方向へ行った人達だけが帰ってこないことに気づきました。

と言うことは、、、とりあえず嫁ナビは無視してそちらへ行ってみることに。

すると見事に手掘りトンネルへたどり着くことができました。ラッキー(笑)

                           Photo by K&H上山さん

 

その後も夫婦珍道中は続きは続きます。

嫁「次は0.08キロ先を斜め右」

自分「0.0880m)なんてとっくに過ぎてるし!!」「つーか斜めってどっちの斜め?」

とか、

嫁「もう少し行くと空中バットウがある」

自分「???」

行ってみると地面から浮いた倒木があったりとか。(空中倒木のことだったらしいw

終いには、「次そっち!」とか言われたりw

コマ図を読むよりとても高度なスキルが要求されます。

 

午前中いっぱい降り続いた雨の影響はかなり大きく、渋滞ポイントも発生するほどに。なるべくならタンデムのまま走り切りたかったのですが、思っていたより大変で、妻に降りてもらう場面が何度かありました。

無理して乗せたまま走った場所では3回ほど転んでしまいましたが、ビーコムのおかげで後席にも転ぶより一瞬早くと知らせることができました。受身が取れるので怪我のリスクが減りますね!

前回受けた恩を返さねばと、スタックポイントでお助け祭りに参加したらウェアがドロドロになってしまったので、お昼はコンビニで軽く済ませゴールを目指します。

午後になっても夫婦の息はなかなか合わず、何度も止まりながらの旅は続き、、、ついにCP3手前で完全に迷子になってしまいました。。。すると同じく迷子の方達が56台ほど。

合流して途方に暮れていると、通りすがりのパトカーが異変に気づいたようで道路脇に止めてお巡りさんが駆け寄ってきました。

一緒にいた方が、すかさず「この辺で採石場知りませんか?」と尋ねると、

お巡りさん「この道ずっと行くとありますよ~」と。

今までバイクに乗っていて、お巡りさんにこんなに感謝したことはあったでしょうか(笑)

無事に迷子グループ全員でCP3に辿りつくことができました。

その後は特に迷うこともなく順調に進み、ルート途中にいるカメラマンさんに手を振ってみたり。(ここでも息が合わないw

ゴールしたのは1530分くらいだったでしょうか。朝7時スタートだったので、約200kmの道のりでしたので休憩分差し引いても平均時速30キロにも満たない計算です。まぁ速さは関係ありませんがw(走行距離が短い人が勝ち)

横井さんは既に帰着済みで帰り支度も済んでいる様子。流石です。ヒデキさんとYDさんはまだのようで、YDさんと同じ2ストの音が聞こえる度にゴール地点を心配そうに見つめる横井さんの姿が印象的でした(笑)

その後しばらくして帰って来た2人ですが、タイムオーバーでリタイアしてしまったとのこと。また次回頑張りましょう!自分もお巡りさん合わなければ同じ運命になっていたかも・・・

閉会式が始まったようなので歩いて向かうと、何やら呼ばれている様子。なんと、まさかの優勝でしたw

結構ミスがあったので全く予想をしておらず驚きです。むやみに走らず何度も止まったのが良かったんですかねー

DOAにおいて順位はおまけみたいなものですが、豪華なマザー牧場のお土産をいただいて少し不機嫌だった嫁もご満悦の様子。おかげで夫婦仲は壊れずにすみました。たぶん(笑)

帰りのお風呂で祝杯(嫁だけ)をあげ、何度かパーキングで死亡しながらだったので家についたのは午前3時過ぎ。(もちろん嫁は隣でずっと爆睡w

夫婦でコマ図は2度とやらないと心に誓うのでありました。。。

お世話になった皆様、ありがとうございました!

                        家族で美味しくいただきました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です